mainとmajorとprimeの違いを解説
mainは、
「メインストリート」や「メインイベント」のように
「主な、主要な」という意味で日本語化しており、
もっとも親しみがあるのではないでしょうか?
一方、majorの場合、
日本語として定着しているのは「メジャーリーグ」ぐらいでしょうか。
メジャーリーグの場合、比較対象としてマイナー(minor)リーグがあり、
それと比べて、レベルの高いリーグというニュアンスがあります。
mainとmajorの違いを一旦まとめると、
mainは、規模や重要性が「全体のなかで最も高い」ことを意味し、
majorは、規模や重要性が「他との比較においてより高い」ことを意味する
ということになります。
また、primeにも「主な、主要な」という意味があります。
「最も重要な、最上位の、最高級の」という意味の強い語で、
the Prime Minister(首相)やprime beef(最高級牛肉)
のように使います。
primaryも同じような意味を持つ形容詞ですが、
「第一の」という意味で、pimary-secondary…と続きます。
また、イギリス英語ではprimary schoolは小学校を指します。
ちょっとややこしいかもしれませんが、
例文とともに違いを確認していきましょう。
main
主な、主要な、重要な
ABC road is the main street of our town. ABC道路は、私たちの街のメインストリートだ
The main reason of our action is to help them. 我々がそうした主な理由は、彼らを助けるためだ。
The main thing is that we tried to develop new method. 重要なのは、新しい方法にトライしたことだ
That's the main problem of this issue. それがこの案件の主な問題だ
major
a.
1.より大きな、大部分の
I spent the major part of my life in USA. 人生の大半を米国で過ごした
2.主要な、重要な
M major concern is my son's success in his challenge. 主な関心事は、挑戦における息子の成功だ
She played a major role in this project. このプロジェクトで重要な役割を果たした
3.重大な、深刻な
Global warming has become a major problem 地球温暖化が、深刻な問題となった
4.専攻の
Nanotechnology is my major field. ナノテクは、私の専攻分野だ
n.専攻
My major is nanotechnology. 専攻は、ナノテクです。
What's your major? 専攻は?
v.専攻する
I majored in nanotechnology at MIT. MITでナノテクを専攻した
prime
1.主要な、最も重要な
He was a prime candidate for the promotion 彼は、昇進の最有力候補者だった
2.最高の、最上位の
This is the prime example showing his kindness. 彼の親切さを示す最高の(典型的な)例だ
We found a prime location for our teleworking. テレワークに絶好の場所を見つけた
prime minister 通例the Prime Ministerで首相、総理大臣
prime time プライムタイム:最も視聴率の高い時間
日本では、ゴールデンタイムとかゴールデンアワーと呼ばれる
prime number 素数
prime factor 素因数
参考:real numberとimaginary numberの違いを解説
primary a.最も重要な、第一の/最初の、初歩の
Our primary goal is to get the contract. 最重要目標は、契約を取ることである
He teaches English at the primary level 英語の初級レベルを教えている
primary wave/secondary wave P波/S波
primary cell/secondary cell 一次電池/二次電池