because/since/as-意味と使いわけを解説
理由を述べたいときに、
because/since/asのどれを使うべきか、迷ったことはありませんか?
今回は、
理由を述べる接続詞because/since/asの違いを解説したいと思います。
becauseは、
相手が知らないであろう理由を強調したいときに使います。
She got angry because I was late. 私が遅れたので、彼女は怒った
文頭ではなく文の後ろにもってきて、
「---です。なぜならば~だから」というように、
相手にとっての新情報を後に述べて強調するような使い方が一般的です。
ここで一点注意を要するのが、
because以下は、主節にとって不可欠な情報なので、
限定用法の副詞節となることです。
すなわち、becauseの前にカンマは付けないケースがほとんでなのです。
一方sinceは、
相手が知っているであろう理由を軽く述べるときに使います。
Since it was raining, I took a bus. (御存知のように)雨が降っていたので、バスを利用した
文頭で、
「(御存知のように)~なので、---」というように、
相手にとって既知の情報を先に述べて、後ろを強調するような使い方をします。
また、
asも同じく理由を軽く述べるときに使いますが、
As It was getting dark, I turned back. 暗くなってきたので、引き返した
のように
since同様、文頭で使われることが多く、
「~なので、---」というように、
相手にとって既知の情報を先に述べて、後ろを強調するような使い方をします。
asに関しては、
「~のとき」「~のように」という意味になることもある点が、
becauseやsinceとの違いになります。
sinceもasも堅い表現で、書き言葉でよく使われます。
Casualな会話だと、Soを使って次のように理由を説明することが多いです。
It was raining. So I took a bus. 雨が降っていた。なので、バスを利用した
It was getting dark. So I turned back. 暗くなってきた。なので、引き返した
それでは、例文とともにくわしく確認していきましょう。
because
~なので
文の後ろに置かれる
相手にとっての新情報を後に述べて強調
I took a day off yesterday because I had a stomachache. 胃が痛かったので、昨日お休みを取った
胃が痛くて休んだことを聞き手は知らない
since
~なので
文頭に置かれる
相手にとって既知の情報を先に述べて、後ろを強調
Since typhoon was approaching, I took a day off yesterday. 台風が近づいていたので、昨日休みを取った
台風が近づいていたことは、聞き手も知っている情報
as
~なので
文頭に置かれる
相手にとって既知の情報を先に述べて、後ろを強調
As the lightning storms was very heavy, I took a day off yesterday. 雷雨がとてもひどかったので、昨日休みを取った
雷雨が激しかったことは、聞き手も知っている情報
関連語句
because of(人/物) ~のために
Flight was delayed because of you. あなたのせいで、フライトが遅れた
Flight was canceled because of heavy rain. 激しい雨が理由で、フライトがキャンセルになった
due to~(物)---人はX ~のために/~のための
Flight was canceled due to heavy rain. 激しい雨のため、フライトがキャンセルになった
We faced flight cancelation due to heavy rain. 激しい雨によるフライトのキャンセルに直面した
のように形容詞的に使うこともできます。
thanks to(人/物) ~のおかげで
Thanks to you, this issue was solved. あなたのおかげで、この問題が解決した