featureの5つの意味/characteristicとの違いを解説
featureは、
名詞として使われる場合と、動詞として使われる場合があります。
まず、名詞としてのfeatureですが、
覚えておきたい意味が3つあります。
ひとつめは、「1.特徴、特色、機能」という意味で、
a key feature of our new product 新製品のキーとなる機能(キーフィーチャーと言ったりもします)
のように使います。
類義語のcharacterよりも、
uniqueでimportantな「際だった特徴」を表現したい場合に使います。
また、人の顔に対して使う場合は、
「2.顔立ち、顔の一部(目、鼻、口、耳など)」
という意味になります。
charming features 魅力的な顔立ち
handsome features 端整な顔立ち
さらに、新聞や雑誌の記事、テレビに対しては、
a feature article 特集記事
のように使い、
「3.(新聞や雑誌の)特集記事、(テレビの)特別番組」
という意味で使われます。
次に動詞としてのfeatureですが、
「重要な何かを取り扱う」という意味がベースにあり、
次のような2つの意味でよく使われます。
他動詞としては、
「1. (雑誌やテレビなどで)~を特集する、目玉にする」
This article features global warming. この記事は、地球温暖化を特集している
「2. ~を出演させる」
This movie, featuring him, will be screened next month 彼が出演している(彼を出演させている)映画は、来月上映される
の2つの意味を覚えておきましょう。
以上、featureに関しては、
これら5つの意味と使い方を覚えておきましょう。
最後に一点追加で、自動詞としての使い方も紹介したいと思います。
「自動詞: (主語)が特徴だ、主要な部分を占める」
Love for humanity features in this novel. 人類愛がこの小説で取り上げている大きなテーマだ
featureとcharacteristicの違いは、
featureが、”ものや人の顔立ち”に対して使われるのに対し、
characteristicは、「ものの特性、特色、性質」という意味で、
characteristics of our products 製品の特色
のように、商品設計の資料などでよく使われています。
それでは、例文とともにくわしく確認していきましょう。
名詞としての意味1~3
1.特徴、特色、機能
Voice recognition is the key features of this smartphone 音声認識がこのスマートフォンのキーとなる特色(機能)です
Our new model was launched without any added unique feature. 新製品は、追加の独自機能なく発売された
feature phone スマホの前の世代のガラケーと呼ばれるフィーチャーフォン
「(その当時としては)高度な機能を持つ携帯電話」という意味でこう呼ばれた
ガラケー ガラパゴス化(日本だけで独自進化)した携帯電話
ガラパゴス化:ガラパゴス諸島の生態系のように外界から隔離された状態で発展を遂げること
2.顔立ち、顔の一部(目、鼻、口、耳など)
Your baby's gentle features healed us all. 赤ちゃんの優しい顔立ちは、私たち皆を癒やした
My eyes are my best feature. 目がいちばんのチャームポイントです
3.(新聞や雑誌の)特集記事、(テレビの)特別番組
He was instrumental in compiling this feature. 彼はこの特集記事をまとめるのに重要な役割を果たした
特集記事=a feature
=a feature article=a special feature=a cover story
instrumentalは、「重要な役割を果たす」という意味の形容詞です。
使い方と、もう一つの意味も覚えておきましょう!
参考:instrumentalの覚えておきたい2つの意味を解説
compileは、「まとめる」という意味です。
put togetherとの違いを確認しておきましょう!
参考:compileとput together-意味の違いを解説
動詞としての意味1~2
1. (雑誌やテレビなどで)~を特集する、目玉にする
New smartphones are featured in this magazine. 新スマホがこの雑誌に特集されている
2. ~を出演させる
This is a movie featuring popular actors. この映画は有名な俳優が出演している
自動詞として使われる例
自動詞: (主語)が特徴だ、主要な部分を占める
Irrationality of the world features prominently in this movie. この映画は、世界の不条理が大きく取り上げている
irrationality 不条理
prominentlyは、「顕著に、大きく」という意味の副詞です。
難しめの副詞を整理して確認しておきましょう!
参考:難しめの副詞を覚えよう-adverbs 2(#11~20)
featureとcharacteristicの違い
featureが、「(際だった)特徴」という意味で、
”ものや人の顔立ち”に対して使われるのに対し、
characteristicは、「特性、特色、性質」という意味で、
”ものの性質や特性”を表すときに使います。
また、characterは、「人柄、登場人物」という意味で、
主に"人"に対して使われます。
These are the main characteristics of our new car. これらは、新車の主な特色だ
We used the certified materials with flammability characteristics. 難燃性に関して認証済みの材料を使った
She has a good character. 彼女は人柄がよい
He is a main character in this movie. 彼は、この映画のメインキャラクターです
characterとpropertyの違いも確認しておきましょう!