to不定詞の3つの用法を解説
to不定詞は、「to+動詞の原形」の形で、
様々な位置に置いて、さまざまな働きをします。
ここでは、次の3つの用法に分けて説明をします。
1.名詞的用法
2.形容詞的用法
3.副詞的用法
また、
toは、方向を指し示したり、未来を表すときに使います。
このニュアンスを知った上で、一つずつ確認をしていきましょう。
名詞的用法
~すること
置く位置によって、
主語として働いたり、補語や目的語として働いたりします。
主語
To study English is very fun. 勉強することは、とても楽しい
補語
My hobby is to study English. 趣味は英語を勉強することだ
目的語
He decided to study English every day. 勉強すると(することを)決めた
I want to study English. 勉強したい(することをしたい)
I need to study English. 勉強する必要がある(することが必要)
I tried to study English. 勉強しようとした(することを試みた)
形容詞的用法
~すべき、~するための、~する(ような)、~するという(名詞を修飾)
名詞の直後に置かれて、後ろから名詞を修飾します
I have some reasons to study English. 英語を勉強すべきいくつかの理由がある
I need a tool to make a hole. 穴を開ける(ための)工具が必要
He needs someone to teach him. 教える誰かが必要
He has a plan to start his business. ビジネスを始めるという計画がある
副詞的用法
どう訳すかは、文脈で判断する必要があり、
次の3つの可能性を吟味する必要があります。
~するために(目的)
I'm studying English to work in America. アメリカで働くために、英語を勉強している
~して(原因)
I'm very glad to see you again. また会えて、うれしい
その結果~する(結果)
He studied English very hard to be an interpreter. 熱心に英語を勉強して、その結果通訳になった
関連知識
慣用表現
次のような慣用表現は、to不定詞とは関係なく、
覚えてしまいましょう。
be expected to~ ~すると思われている、~するはずだ
expect+人+to~ (人)が~すると思う、見込む
expect that SV SがVするのを予測する、見込む
be supposed to do ~すると思われている(/~する予定だ/~しなければならない)
be willing to~ 進んで~する
be reluctant to~ ~するのは気乗りしない
動詞の後ろにto不定詞/動名詞のどちらをとるか
I want to play tennis.とは言いますが、I want playing tennis.とは言いませんよね。
これは、wantがto不定詞しか取れない動詞だからです。
また、wantは、
(これから)欲しいという未来のことを言う動詞なので、
to不定詞しか取れないのです。
例外はありますが、次のルールを覚えておくとよいでしょう。
to不定詞---未来を表す動詞の後ろに置かれることが多い
動名詞---過去もしくは習慣を表す動詞の後ろに置かれることが多い
同様に、動名詞だけしか取れない動詞、
to不定詞と動名詞で意味の変わる動詞がありますので、
動詞ごとに身につけていく必要があります。
動詞ごとの使い分けは、次の解説ページでくわしく説明していますので、
確認してみて下さい。↓