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動名詞の3つの使い方を解説

動名詞の3つの使い方を解説

動名詞は、動詞+ingの形で名詞として働くものを指し、

主語、目的語、補語として使われます

 

元々動詞なので、

動名詞+目的語(+副詞)として、

reading a book (many times) 本を(何回も)読むこと

のように、名詞句を作ることもできます。

 

また、

名詞と同じように、

形容詞や所有格を付けたり、複数形にしたり

といった使い方もあります。

 

さらに、

Thank you for having taken the time to help us.のように

Thank youと言っている時よりも、過去のことを表したいときは、

完了形のhave takenをhaving takenとして、

動名詞にすることができます

 

動詞+ingの形は、2通りの呼び名があり、

動名詞ともうひとつが現在分詞です。

the boy playing tennisのplayingは、

the boyを形容詞的に修飾しており、

名詞として働いていないので、

動名詞ではなく現在分詞と呼ばれます。

 

それでは、例文とともにくわしく確認していきましょう。

 

動名詞

まずは、主語、目的語、補語として使われる3つの形が基本です。

また、

名詞のように、形容詞や所有格を付けたり、

複数形にできるということを覚えておきましょう。

「having+過去分詞」も動名詞です。

 

1.主語

Using a tablet is mandatory in my job. タブレットを使うことは、仕事上必須だ

 

2.目的語

I remember visiting your factory two years ago. 2年前に工場を訪れたことを覚えています

remember to lock the doorのようにto不定詞をとると

忘れずにドアをロックする」という意味になります。

 

to不定詞だけ、動名詞だけしか後に付けられない動詞もあります

下記を参考にしてみて下さい。↓

参考:to不定詞をとる動詞/動名詞をとる動詞を解説

 

前置詞の目的語

I prefer walking to taking a bus. バスを使うより歩く方が好きだ 

 

3.補語

My job is promoting new products. 私の仕事は、新製品を販促することです

 

関連ルール

完了形の動名詞

Thank you for having taken the time to prepare a report. レポート準備に時間を取ってくれてありがとう

完了形は、述語動詞より、時間的に過去に起きた出来事を表している

 

名詞のように形容詞や所有格を付けることもある

Early applying for this position is desirable. 早期にこのポジションに応募することが望ましい

His supporting us at that time was very helpful. あのときの彼のサポートは、本当にありがたかった

 

名詞のように複数形にすることもある

His sayings are all true. 彼の言っていることは、全部本当だ

 

動名詞と違う、現在分詞の使い方

動詞+ingの形で、名詞の働きをするのが動名詞ですが、

形容詞や副詞のような働きをする場合は、

現在分詞と呼ばれています。

くわしくは、別のページで紹介したいと思いますが、

今回は、現在分詞の使い方を簡単に紹介します。

 

形容詞的な使い方

Smiling baby is very cute. 笑っている赤ちゃんはとてもかわいい

He put a blanket on a sleeping baby. 彼は、眠っている赤ちゃんに毛布を掛けた

 

その他の使い方

She get on the train smiling to me. 彼女は私に微笑みながら電車に乗った

I saw him driving a car. 彼が車を運転しているのを見た

I'm sorry to have kept you waiting for a long time. 長く待たせてすいません

 

分詞構文

~ingを含む節が、副詞の働きをするものを分詞構文と言います。

 

Feeling tired, he took a rest. 疲れを感じたので、休みを取った

feelの主語は、主節の主節の主語と同じなのでheになります。

 

参考:分詞構文を作るこつと5つの意味を解説

 

動名詞の慣用表現

動名詞という認識がないかもしれませんが、

ここに挙げた慣用表現には、動名詞が使われています

worth ~ing ~の価値がある

His idea is worth considering. 彼の考えは検討に値する

 

deserve ~ing ~にふさわしい

He deserves winning this award. 彼は、この賞を取るのにふさわしい

 

worthとdeserveの使い方をくわしく確認しておきましょう!

worthとdeserveの違いと使い方を解説

 

feel like ~ing ~したいと感じる

I feel like drinking beers. ビールが飲みたい気分だ

 

It is no use ~ing ~しても無駄だ

It's no use crying over spilt milk. 覆水盆に返らず

 

can't help ~ing ~せずにはいられない

I can't help falling love with you. 好きにならずにいられない

 

be used to ~ing ~に慣れている

I'm used to going on a business trip overseas. 海外出張することに慣れている

 

look forward to ~ing ~を楽しみにしている

I'm looking forward to seeing you again. またお会いできるのを楽しみにしています

 

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