使役動詞make/have/letの使い方を解説
使役動詞は、
「(---に)~をしてもらう、~させる」という意味の動詞で、
make/have/letの3つしかありません。
通常、
I have my mother cut (原形)my hair.のように
使役動詞+目的語+原形不定詞(動詞の原形)という形で使われますが、
I have my hair cut(過去分詞).のように
原形不定詞の代わりに過去分詞が使われることもあります。
また、makeもletも同じように原形不定詞を取りますが、
haveとの違いは、
makeの場合「強制的に~してもらう」というニュアンスを持ち、
letの場合は、「~することを許す」という意味で使われます。
make+目的語+原形不定詞(動詞の原形)--- 強制
let+目的語+原形不定詞(動詞の原形)--- 許可
それでは、例文とともに詳しく確認していきましょう。
make+目的語+原形不定詞(動詞の原形)
(相手の意志に関係なく)~させる
My mother made me clean the room. 部屋を片付けさせた
受動態にする場合は、to不定詞を使う
=>I was made to clean the room by my mother.
have+目的語+原形不定詞(動詞の原形)
(当然のこととして)~してもらう
I had my boss check my report. 上司にレポートをチェックしてもらった
have+目的語+過去分詞
(当然のこととして)~してもらう
I had my report checked. レポートをチェックしてもらった
let+目的語+原形不定詞(動詞の原形)
~するのを許す
Please let me know. お知らせ下さい
Let me see if I can repair the machine. 修理できるか見せて
Let it go. 放っておいたら
アナと雪の女王では、「ありのまま」と訳されていますが、
let it goの意味は「放っておく」です。
受動態にはできないですが、
「許す、許可する」という意味のpermitやallowを使い
Entering this room is allowed (permitted) . 許可されている
のように表現することができます。
使役の意味を持つgetの使い方
使役動詞の仲間には入っていないのですが、
getは、
原形不定詞ではなくto不定詞を目的語の後ろに取って、
heveに近い「(頼んで)~してもらう」という意味の使役動詞として働きます。
get(=have)+目的語+to不定詞
(頼んで)~してもらう
I got my father to drive to the station. 父に(頼んで)駅に送ってもらった