付帯状況のwithの使い方
「付帯状況のwith」という言葉をみなさん聞いたことがあるでしょうか?
通常前置詞のwithの後には目的語(O)が続くだけですが、
その後に補語(C)を足して主文の"状況1"に"状況2"を足すことができます。
下記の例文のように、
「with+O+C」で「OがCしながら~」という意味で使われている場合、
「付帯状況のwith」と呼ばれています。
He was waiting for me(状況1)/ with his legs(O) crossed(C)(状況2).
彼は待っていた(状況1)/足を組みながら(状況2)
Cはいろいろな形がありえますが、O=Cと言う関係があるので、
迷ったら、O is Cとしてみて意味が通じているか確認するといいでしょう。
下記の例文は全てHe enjoyed music.という状況1に、
付帯状況のwithを用いて状況2を追加した構成になっています。
with+O+C(現在分詞)
He enjoyed music with his head shaking. 頭を振りながら音楽を楽しんだ
with+O+C(過去分詞)
He enjoyed music with his eyes closed. 目を閉じて音楽を楽しんだ
with+O+C(形容詞)
He enjoyed music with his eyes open. 目を開けて音楽を楽しんだ
with+O+C(副詞)
副詞は基本的に補語(C)にならないが、on/off/up/downなどの簡単な副詞は例外
He enjoyed music with his T-shirts off. Tシャツを脱いで、音楽を楽しんだ
with+O+C(前置詞句)
He enjoyed music with tears in his eyes. 涙を目にためて音楽を楽しんだ
「with+O+C」の3つの意味
また、付帯状況のwithの意味は、「OがCしながら」という意味ですが、
「with+O+C」の形は、条件、理由を示すこともあり、
文脈によって、下記3つのどの意味で使われているのかは、
吟味が必要です。
1.付帯状況:OがCしながら、状況1
2.条件:OがCするなら、状況1
3.理由:OがCなので、状況1