重要語彙-違いシリーズ

result/consequence/outcome-意味の違いを解説

result/consequence/outcome-意味の違いを解説

日本語の「結果」に対して、すぐ思い浮かぶのはresultですが、

consequenceoutcomeもよく使われます。

 

resultは、「結果、成果」という意味で、

「ものごとの最終的な結果、結末」を表し、次のように使われます。

His success is the result of his great efforts. 成功は、大きな努力の結果だ

Our research results were published. 私たちの研究成果が、公表された

 

また、

consequenceは、「(よくない)結果、影響」という意味で、

con 一緒に(with)sequence 続く

「何かの影響で起きた必然的な結果、起こるべくして起こった結果」

を表し、次のように使われます。

This failure is a consequence of improper repair.  この故障は不適切な修理の影響だ

 

そして、最後のoutcomeですが、

out(外に)come(出てくる)成果」

「成果、成り行き」という意味で、次のように使います。

Successful surgical outcomes were reported. うまくいった手術の結果が報告された

You don't have to worry about the outcome of the election. 選挙の成り行きを心配する必要はありません

 

ここでは、さらにもう一語、effectも取り上げたいと思います。

effectは、「効果」という意味でよく使われますが、

cause and effectといえば、「原因と結果」という意味で、

「(何かの影響による)結果」を表し、次のように使われることもあります。

He is suffering from the effects of overwork. 彼は過労の結果、病気で苦しんでいる

 

As a result,~/Consequently,~に代表される、

「その結果、~」「~の結果として」という副詞表現も重要ですので、

整理して覚えておきましょう!

 

それでは、例文とともにくわしく確認していきましょう。

 

result

n.結果、成果

His promotion is the result of his contribution to the company. 昇進は、彼の会社への貢献の結果だ

We always provide the customers with the proper advice to get the good results.  いい結果を得るために適切な助言を顧客にいつも提供しています

Our research results were published online. 私たちの研究成果は、オンライン上で公表された

He works hard an gets results. 彼はよく働き成果を上げている

 

provideとpublishの使い方を再確認しておきましょう!

参考:provide A with Bとprovide A for Bの違いを解説

参考:publishとpublicizeの違いを解説

 

v.(resultは、動詞としても使われます)

result in~/result from~の二つの使い方を覚えておきましょう!

result in~ ~の結果になる、~に終わる(≓end)

His devotion to this project resulted in unprecedented success. 彼の、このプロジェクトへの献身が、前例のない成功につながった

That project resulted in failure due to unexpected accident. 予期せぬ事件のために、そのプロジェクトは失敗に終わった

 

result from~ ~の結果として生じる、~によって起きる

Acute pneumonia result from virus infection. 急性肺炎は、ウイルス感染から起きる

Mental damage results from too much stress. 精神疾患は、過剰なストレスによって生じる

 

consequence

n.(よくない)結果、影響

何かの影響で起きた必然的な結果という意味を伴う

This misdiagnosis is a natural consequences of overconfidence in AI technology. この誤診は、AI技術への過信による当然の結果だ

This climate change must be a consequence of global warming. この気候変動は、地球温暖化の影響に違いない

 

global warmingは、「地球温暖化」という意味ですが、

旬な話題ですので、環境問題関連の他の技術英語も覚えておきましょう!

参考:greenhouse gasによるglobal warmingを解説(Environment)

 

outcome

n.成果、成り行き

You should show more specific and measurable business outcome. ビジネス上の具体的かつ定量的な成果を示すべきだ

You don't have to worry about the outcome of the project. プロジェクトの成り行きを心配する必要はありません

 

specificspecificationは、日々の仕事で本当によく使われる語です。

さまざまな意味を確認しておきましょう!

参考:specificの4つの意味/specificationとの違いを解説

 

「結果」に関連する熟語

As a result,~/As a consequence,~/In consequence,~ その結果、~である

My father went on a diet. As a result, he succeeded in losing weight. 父はダイエットを行った。その結果減量に成功した

AI technology progressed. As a consequence (In consequence), machine translation became popular. AI技術が進歩した。その結果、機械翻訳が普及した

 

consequently その結果、それゆえに≓therefore

They have improved energy efficiency, and consequently developed their company's first EV car. エネルギー効率を改善し、それによって会社初の電気自動車を開発した

 

as a result of~/as a consequence of~/in consequence of~ ~の結果として

As a result of his tweets to twitter, the stock prices exponentially dropped. 彼のツイッターへのツイートの結果、株式相場は急激に下落した

Machine translation became popular as a consequence of (in consequence of) AI technology progress. AI技術が進歩した結果、機械翻訳が普及した

 

exponentiallyとrapidlyの違いを確認しておきましょう!

参考:exponentiallyとrapidlyの違いを解説

 

, with the result that~ ~という結果となった

The conference is not attractive, with the result that participation rate was low. 会議は魅力がなく、参加率は低い結果となった

 

,resulting in~ そして、~な結果となる

分詞構文で、結果を表す際によく使われる表現です。

The final test was done, (and) resulting in good evaluation. 最終テストが行われ、いい評価を得た

 

~ingを含む節が、副詞の働きをするものを分詞構文と言います。

分詞構文の作り方をマスターしておきましょう!

参考:分詞構文を作るこつと5つの意味を解説

 

cause and effect 原因と結果

effectは、「効果」という意味でよく使われますが、

「(何かの影響による)結果」という意味で、次のように使われることがあります。

He is suffering from the effects of overwork. 彼は過労の結果、病気で苦しんでいる

 

また、

cause and effect 「原因と結果」という表現は、

よく使われるので、覚えておきましょう。

「因果関係」は、a causal relationshipと言います。

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