Given that~とProvided that~-意味の違いと使い方を解説
Given that~やProvided that~は、
しばしば文頭で使われます。
giveもprovideも動詞ですが、
Given that SV / Provided that SVの形で、
副詞節となり、
接続詞(WhenやIfと同じ)と同じように使える表現です。
この記事では、こうした副詞節をつくるさまざまな表現を紹介します。
まず、Given that~(SV)ですが、
「~(SがVすること)を考慮すると」≓Considering that~
という意味で、次のように使われます。
Given that(Considering that) she contributed to the project, she is qualified for promotion.
彼女がそのプロジェクトに貢献したことを考慮すると、昇進の資格がある
thatは省略されることもしばしばです。
また、Givenの後に名詞を取って、
Given her contribution, she is qualified for promotion. 彼女の貢献を考慮すると、昇進の資格がある
のように表現することもできます。
この場合のGiven~と同じ意味の表現として、
Considering ~(名詞)やIn light of~(名詞)があります。
次に、Provided that ~ですが、
「~(SがVすること)と言う条件で」≓Providing that~
という意味で、次のように使われます。
Provided that this countermeasure works well, we can resume the production. この対策がうまくいけば、生産を再開できる
こちらも、thatは省略されることもしばしばです。
If~やAssuming that~もほぼ同じ意味なので、
セットで覚えておきましょう。
その他にも、副詞節を作る表現として、
Now that~やOnce~などがあり、
よく使われるますので、こちらも合わせて紹介したいと思います。
それでは、例文とともにくわしく確認していきましょう。
Given (that) SV,~≓Considering(that)SV,~
conj.
SがVすることを考慮すると、~
Given(Considering) that he contributed to the company for many years, he is qualified for the manager. 彼が会社に長年貢献したことを考慮すると、マネージャーになる資格がある
SVでなく、名詞(句)の場合は、次の2パターンの表現が使えます。
1.Given~(名詞(句)) ~を考慮すると、~が理由で
Given his many years contribution to the company, he is qualified for the manager. 彼の長年の会社への貢献を考慮すると、マネージャーになる資格がある
qualifiedは、TOEICで頻出の単語です。
certifiedとの違いと合わせて、使い方を覚えておきましょう!
2.in light of~(名詞(句)) ~を考慮して、踏まえて
In light of recent policy change, employees need to process travel expenses online. 最近のポリシー変更を踏まえて、従業員は出張費をオンラインで処理する必要がある
process~は、「~を処理する」という意味ですが、
proceed~の多彩な使い方もマスターしておきましょう!
参考:proceed withとproceed to-意味の違いと使い方を解説
expenseは、「費用/経費」という意味ですが、
expenditureとの違いを確認しておきましょう!
参考:expenseとexpenditure-意味の違いを解説
Provided (that) SV,~≓Providing(that)SV,~
conj.
SがVであると言う条件で(もしSがVならば)、~
≓If~
Provided that you order before 7P.M. today, the products will arrive tomorrow. 7時前に注文すれば、~
Providing that it doesn't rain tomorrow, let's play baseball. もし雨が降らなければ、~
provideの動詞としての使い方も確認しておきましょう!
参考:provide A with Bとprovide A for Bの違いを解説
Assuming that SV,~ もし仮にSがVだとすると、~
≓Provided that~≓Providing that~≓If~
Assuming that your theory is correct, we can understand this phenomenon more clearly. あなたの理論が正しいと仮定すると、この現象はよりクリアに理解できる
assumeの重要な2つの意味を確認しておきましょう!
関連表現
Now that SV,~ 今はもうSがVなので、~
Now that he is retired, he is enjoying more time with his family. 彼は今や退職しているので、より多くの時間を家族と楽しんでいる
Once SV,~ 一旦SがVしたら(すると)、~
Once you decided what to do, you shouldn't change it. 一旦どうすべきか決めたら変えるべきではない
副詞節をつくる表現のまとめ
意味別に整理すると、次のようになります。
~を考慮すると Given that SV ≓ Considering that SV (SがVであること)を考慮すると、~
---Given+名詞(句)≓Considering+名詞(句)≓In light of+名詞(句) (名詞(句))を考慮すると、~
もし~なら If~≓Provided that~≓Providing that~≓Assuming that~ もし~SがVなら、~
今はもう~なので Now that SV 今はもうSがVなので、~
一旦~すると Once SV 一旦SがVしたら、~