技術英語-違いシリーズ

typhoon/hurricane/cycloneの違いを解説

typhoon/hurricane/cycloneの違いを解説

日本では、

暴風雨を伴う熱帯低気圧のことを「台風」と言います。

英語では、暴風雨のことを、

typhoon/hurricane/cyclonと呼び分けています。

発生メカニズムは全て同じなのですが、

熱帯低気圧がどこの海域で発生したかでネーミングを変えています

 

また、tornado(竜巻)も同じような自然現象のように感じるかもしれませんが、

こちらは、

発達した積乱雲で上昇気流を伴う渦巻きが発生し、

それが地上に伸びた現象を指しており、

海流に関係なく発生します。

 

1996年に公開されたスピルバーグが製作総指揮の映画「ツイスター」では、

このtornadoを追う研究者夫婦が描かれていますが、

twisterは、tornadoの俗語です。

 

それでは、例文とともにくわしく確認していきましょう。

 

typhoon

台風

-東経180°より西の北西太平洋、南シナ海

-最大風速33m/s以上

 

台風---typhoonと響きが似ているが、それとは異なる日本での呼び名

-東経180°より西の北西太平洋、南シナ海(typhoonと同じ)

-最大風速17m/s以上

 

hurricane

ハリケーン

-西経180°より東の北東太平洋

-最大風速33m/s以上

 

cyclone

サイクロン

-北インド洋

-最大風速17m/s以上

 

関連語句

tornado 竜巻

*俗語はtwister

 

air pressure 気圧(気体の圧力)

 

atmospheric pressure 大気圧(空気による圧力)

 

depression 低気圧≒low pressure ↔ high pressure 高気圧

tropical depression 熱帯低気圧

mid-latitude depression 温帯低気圧

 

cumulonimbus 積乱雲

 

the maximum wind velocity 最大風速

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