surpassとsurplusの違い
surpassとsurplusって響きが似ていますが、
surpassは、動詞として使われ、
surplusは名詞、形容詞として使われるという違いがあります。
接尾語の「sur」には、~を超えて(over)という意味があり、
surpass~は、
~を超えてpass(通り過ぎる、追い越す)ということで、
「1.(量や程度・能力が)~より勝る」
「2. ~を超える」
という意味の動詞として使われます。
一方、surplusは、
~を超えたplus(余分/剰余の)ということで、
形容詞としては、
「余剰の、残りの」という意味で使われ、
名詞としては、
「1. 余り、余剰」
「2.(国や会社の)黒字」
という意味で使われます。
surpassもsurplusも売り上げ、財政の比較において使われることが多いので、
ここでは、他の経済関連用語も合わせて紹介したいと思います。
それでは、例文とともにくわしく確認していきましょう。
surpass~
vt.
1.(量や程度・能力が)~より勝る
This year's sales will surpass the last year's ones. 昨年の売り上げを超えるだろう
He surpassed his father in running the company. 会社経営においては、父よりも勝っていた
2. ~を超える
Economic recovery surpassed his expectation. 経済の回復は彼の予想を超えていた
surplus 余剰の
adj. 余剰の、残りの
Utilization of surplus energy is important to conserve the global environment. 余剰エネルギーの活用は、地球環境を保護するために重要だ
n.
1. 余り、余剰
A surplus of food should be provided for other countries. 余剰な食料は、他の国に供給されるべきだ
2.(国や会社の)黒字
Japan's trade surplus is very high. 貿易黒字は大きい
その他の経済関連用語
black 黒字
be in the black 黒字である
bring~ into the black 黒字にする
get back in the black 黒字に戻る
red 赤字
be in the red 赤字である=have a deficit
go into the red 赤字になる
get out of the red 赤字から脱する
deficit 不足額、損失、赤字
a deficit-covering bond 赤字国債
a deficit(an unbalanced) budget 赤字予算
financial statement 財務諸表
BS/PL/CFの3つは、財務3表と呼ばれています。
balance sheet 貸借対照表=BS
負債と自己資本(純資産)を左右に並べた表。資産の増減がわかる
profit and loss statement 損益計算書=PL
利益と損失をまとめた決算書。事業年度の経営成績がわかる
cash flow キャッシュフロー=CF
1年間の実際のお金の流れをまとめた表。どの事業にどれだけ投資したかがわかる
balance 収支
an account balance 経常収支/口座残高
accountのさまざまな意味を確認しておきましょう!
参考:accountの5つの意味/accountingとの違いを解説
fiscal balance 財政収支
a balanced budget 均衡予算
budget report 予算報告書
economic condition 景気
economic stimulus package 刺激策=economic stimulus measure
subsidy 補助金
social security 社会保障
annuity 年金
census 国税調査