技術英語-違いシリーズ

foreign particleとinclusionの違いを解説

foreign particleとinclusionの違いを解説

foreign particleinclusionは、

材料の分野でよく使われますが、同じ意味ではありません。

この記事では、

foreign particleとinclusionの違いについて解説します。

 

foreign particleとは、

外部から入ってきた本来存在しない粒子のことです。

例えば、

金属試料中に混入した非金属の粒子や、

空気中に浮遊するほこりなどがforeign particleにあたり、

試料の品質や性能に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

inclusionとは、

材料の中に含まれる別の物質のことです。

例えば、

金属中に混入している異物は、inclusionにあたり、

材料の組成や組織に影響を与えます。

 

また、foreign particleinclusionは、

検査上の不良項目を示す用語としても使われます。

どちらも、「異物混入」という意味ですが、

異物が外部から入ってきたか、材料内に含まれているかで、

分類されています。

 

それでは、例文とともにくわしく確認していきましょう。

 

foreign particle

外部から入ってきた本来存在しない粒子

n.外来粒子/(検査上の不良分類として)(外部流入の)異物混入

The foreign particle in the engine caused it to malfunction.  エンジン内部の異物(外来粒子)によって故障が引き起こされた

The foreign particle was found in the product during inspection. 検査中に、製品内部で(外部からの)異物混入が見つかった

 

malfunction「故障」という意味ですが、

「故障」という意味の様々な単語を確認しておきましょう!

参考:failureとbreakdownの違いを解説

 

inclusion

材料の中に含まれる別の物質

n.含有物、異物(含有している)/(検査上の不良分類として)(材料内の)異物混入

Inclusions in steel are a common problem in the steelmaking process. 鋼材中の不純物は、鋼鉄製造過程でよくある問題です

Inclusions in the metal can affect its mechanical properties.  金属中の異物は、機械的特性に影響を与えることがあります

This plastic part is defective because of the inclusion. (プラスチック部品内部に)異物混入があるため、この製品は不良品です

 

ironとsteelの違いを確認しておきましょう!

参考:ironとsteelの違いを解説

 

characterとpropertyの違いを確認しておきましょう!

参考:characterとproperty-意味の違いを解説

 

その他の代表的な不良用語10語

代表的な不良を表す用語を10語紹介します。

材料によって、同じ語でも意味が異なることがあります。

 

1.crack ひび割れ(クラック)

固体材料に過度な応力、衝撃、疲労などが加わって生じるひび割れ

To prevent cracks, it is important to avoid overloading. ひび割れ(クラック)を防止するには、過度な荷重がかからないようにすることだ

 

2.scratch 傷(スクラッチ)

摩擦や擦れによって生じる(主に線状の)傷

To prevent scratches, it is important to handle the material with films during production. 傷(スクラッチ)防止のため、製造工程で材料にフィルムを貼って扱うことが重要だ

 

3.dent 凹み(デント)

衝撃や圧力によって材料にできる凹み

To prevent dents, it is important to avoid hitting the product with hard objects. 凹み(デント)発生を防ぐため、製品を硬いものにぶつけないようにすることが重要だ

 

4.sink mark ひけ(シンクマーク)

プラスチック部品の肉厚が不均一なため、肉厚部に樹脂の充填不足が起き、発生する凹み

To prevent sink marks, it is essential to optimize the mold design. ひけ(シンクマーク)防止のため、成形品設計を最適化することがとても重要だ

 

essentialは、「重要な、必須の」という意味ですが、

crucialとの違いも確認しておきましょう!

参考:essentialとcrucialの違いを解説

 

optimizeは、「最適化する」という意味でよく使われます。

optimalとの違いを確認しておきましょう!

参考:optimal(≓optimum)とoptimizeの違いを解説

 

5.burr バリ

部品上に生じた小さくて細い出っ張り

金属:金属をカットする際の刃のなまりなどによって、材料がきれいに切れないときに生じる

樹脂:金型の雄と雌が分離する際に、境界(パーティングライン)上に生じる

Burrs can affect the surface finish and dimensional accuracy of the part. バリは、部品の表面処理や寸法精度に影響を与えることがある

 

6.deformation 変形

過度な力や熱がかかることによって、部品の形状や大きさが変わること

Deformation can alter the geometry and properties of the material. 変形が起きると、材料の形状特性が変わることがある

 

characterとpropertyの違いを確認しておきましょう!

参考:characterとproperty-意味の違いを解説

 

7.warpage 反り

不均一な収縮や膨張が起き、平面であるべき面が反ること

Warpage can affect the flatness of the product. 反りは、製品の平面度影響を及ぼすことがある

 

flatness「平面度」という意味ですが、

deformationとwarpageの意味と違いを確認しておきましょう!

参考:deformationとwarpageの違いを解説

 

8.misalignment 位置ずれ

2つの部品が正しい位置関係になくずれていること

Misalignment can cause excessive wear or damage. 位置ずれは、ひどい摩耗損壊を引き起こすこともある

 

wearは、「摩耗」という意味の名詞として使われます。

wearとセットでtearの意味も確認しておきましょう!

参考:wear and tear/wearとtear-意味の違いを解説

 

9.corrosion 腐食

To prevent corrosion, it is recommended to use corrosion-resistant materials such as stainless steel or aluminum alloys. 腐食防止のため、ステンレスやアルミ合金などの耐腐食性材料を使うことが推奨されている

 

corrosionは、化学的な損傷のことで、「腐食」を意味します。

erosionとの違いをよく理解しておきましょう!

参考:erosionとcorrosionの違いを解説

 

ironとsteelの違いを確認しておきましょう!

また、alloyは、合金という意味です。

参考:ironとsteelの違いを解説

 

10.discoloration 変色

熱や光、薬品によって、材料や製品の色が変わってしまうこと

Discoloration can occur when the material contains impurities that are sensitive to environmental conditions. 環境条件に敏感な不純物を材料が含んでいると、変色が発生することがある

 

まとめ

foreign particle---外部から入ってきた本来存在しない粒子

→製品や部品の品質や性能に悪影響を及ぼすことがある

 

inclusion---材料の中に含まれる別の物質

→材料の組成や組織に影響を与えることがある

 

その他の代表的な不良用語10語

crack ひび割れ(クラック)/scratch 傷(スクラッチ)

dent 凹み(デント)/sink mark ひけ(シンクマーク)

burr バリ/deformation 変形

warpage 反り/misalignment 位置ずれ

corrosion 腐食/discoloration 変色

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