技術英語・違いシリーズ

feasibleとviableの違いを解説

feasibleとviableの違いを解説

「可能な」という意味では、possibleが最も基本的な単語です。

しかし、可能だとしても、

  • 本当に実現できるのか
  • 今すぐ実行できるのか

を、実際の仕事では区別しないといけないことがよくあります。

そのときによく使われるのが

feasibleviable です。

どちらも「実現可能な」と訳されますが、

意味には次のような違いがあります。

  • feasible:条件を考慮しても実現可能な
  • viable:現実的に実行できる・成り立つ

また、viableには

「生存可能な」という意味もあります。

この記事では、

feasibleviableの違いを、関連語句とともにわかりやすく解説します。

 

それでは、例文とともにくわしく確認していきましょう。

 

feasible

実現可能な

feasibleは、コスト・日程・人員・設備など、

現実的な条件を考慮したうえで「実現可能な」という意味です。

例えば、

理論上は3か月以内に新製品を発売できるとしても、

  • 設計者が足りない
  • 工場ラインが空いていない
  • 予算が足りない

のであれば、

possibleではあるが、not feasibleということになります。

Is this plan you proposed is feasible? 君の提案したこの計画は実現可能ですか?

We need a more feasible solution. より実現可能な解決策が必要です

The current schedule is not feasible. 現在のスケジュールでは実現が難しい

This plan is possible, but not feasible in terms of cost. この計画は可能ではあるが、コストの面では実現可能ではない

 

よく使う表現

feasible plan 実現可能な計画

feasible idea 実現可能なアイデア

feasible solution 実現可能な解決策

 

feasibility 実現可能性

仕事では名詞形も非常によく使われます。

特に、

feasibility study(フィジビリティスタディ)という表現は、

製造業・開発・建設・研究開発などで頻出です。

意味は、「実現可能性調査」「可能性の検討」です。

A detailed feasibility study is underway. 詳細なフィジビリティスタディの途中だ

 

viable

1.実行可能な

viable「実現可能な」と訳されますが、

feasibleよりも、今の状況で実際に採用できる、現実的な

というニュアンスが強くなります。

つまり、選択肢の中で

「これなら実際にやれる=実行可能な」という意味です。

A viable option is to stop this manufacturing process. 実行可能な選択肢は、この製造工程を止めることだ

This plan you're going to proceed with is the only viable solution. 君が進めようとしているこの計画が、唯一実行可能な解決策だ

A viable countermeasure is to add glue to strengthen the adhesion. 実行可能な対策は、接着性を強化するために、接着剤を追加することだ

 

process「行程」という意味ですが、

関連語句も合わせて確認しておきましょう。

process・procedure・processing・proceedsの違いを解説

 

proceed with~は、「~を進める」という意味ですが、

proceed to~との違いを確認しておきましょう。

proceed withとproceed toの違いを解説

 

countermeasureは、対策という意味ですが、

RCA=Root Cause Analysis 原因分析とセットで覚えましょう。

RCAとcountermeasureの違いを解説

 

adhesionは、「接着性」という意味ですが、

物の特性や性質を表す英語を確認しておきましょう。

絵でわかる特性・性質の英語

 

よく使う表現

economically viable 経済的に実行可能な

financially viable 財政的に実行可能な

politically viable 政治的に実行可能な

 

2.生存可能な

viableには、生存できるという意味もあります。

医学・生物学ではこちらの意味も頻繁に使われます。

This species was not ecologically viable. この種は、生態学的に生存可能でなかった

 

viability 実行可能性/生存能力

Economic viability of the plan is high. 計画の経済的実行可能性は高い

Future viability of the plan is low. 計画の将来の実行可能性は低い

Cell viability in this experiment is very low. この実験での細胞の生存率はとても低い

possibleとの違い

混同しやすいので整理しておきましょう。

possible 理論上可能

feasible 条件を考慮しても実現可能

viable 現実的に採用・実行できる

例えば、

Your idea is possible and also feasible in terms of cost. 君のアイデアは実現可能であり、コスト面でも実行できる

となります。

関連語句

possible/probable/likelyも、同じような意味で使われます。

possible a.可能な

Your idea is possible and also feasible in terms of cost. 君の計画は可能だし、コストの点でも実現可能だ

 

possibility n.可能性

 

probable a.ありそうな、起こりそうな

It is probable that the production line will stop tomorrow considering the current situation. 現状を鑑みると、明日生産ラインが止まるというのは、ありそうなことだ

 

probability n.起こりそうなこと/確率

 

likely a.ありそうな、起こりそうな

That was a likely consequence. それは、ありそうな結果だった

My friend is likely to come. 友達はやってきそうだ

 

副詞ではprobably(おそらく)が一般的ですが、

口語ではlikelyが副詞的に使われることもあります。

 

likelihood n.ありそうなこと、起こりそうなこと

 

resut・consequence・outcomeの違いは、

result・consequence・outcomeの違いを解説

をご覧ください。

 

まとめ

possible 理論上可能な

feasible 実現可能な 条件を考慮しても実現可能

viable 実行可能な 現実的に採用・実行できる

生存可能なという意味でも使われる

 

派生語

  • feasibility:実現可能性
  • feasibility study:実現可能性調査
  • viability:実行可能性、生存能力
  • possibility:可能性
  • probability:確率
  • likelihood:見込み、可能性

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